私事ではございますが、先日の8月14日をもって30歳になりました。
30年間を振り返ると本当に色々な方に迷惑をかけて色々なことをさせていただいているなと恐縮しきりですね。
中学校の文化祭の時にハマった演劇を、形はその時々変わりながらではありますが関わりを持ちながらこの歳になれたことはとても嬉しい限りです。
東京に来て、初めて自分から動いて見に行った舞台が、四国では超有名なカンゲキあんないの管理人様の奥様と、そのご友人のパーティユニット、ハタボンのバトルイベントでした。本当に東京来て間もない時に見にいって、お腹抱えて笑っちゃいました。(詳しくはリンク先をずずいっと遡ってくださいませ)
そのハタボンさんの一人であるボンさんが出演されるという「東京KWAIDAN2017」が僕の29歳最後の夜に開催されるとのことで(僕のためみたいに聞こえる文章笑)いい機会だと夜の六本木に繰り出してみました。
そうなんですよ、開催場所が妙善寺という六本木のど真ん中にあるお寺なんですね!
もちろんお上りさん全開の乾はキョロキョロしながらGoogleMapを頼りになんとか到着。
情緒ある素敵なお寺。しかもこのお寺、お寺なのに自動ドアついてやがりました。
これが愛媛
との違いか…(違)
受付でお会計を済ませて、早速中に入らせていただきました。
ガチで寺の中やん。
え、こんなところで演劇するんだ。と思いながら桟敷席に座りました。
最前列桟敷の両端の座布団には、扇子が置かれていまして、劇中ではここにも演者さんが座ってくれるんです
ね。とても粋な演出でした。
今回のイベントは「落語×芝居×邦楽」と銘打たれておりました。
定刻前になりますと、三味線の山内さんの演奏が始まります。とてもよく通る声での「ソーラン節」を皆で歌った後、ほぼほぼシームレスに落語×芝居のパートに入ります。
お噺の名前がわからないまま、観劇(落語鑑賞?)させてもらったのですが、東京KWAIDANの名前の通り、愉快なゆうれい達がたくさん出てくるお噺が小気味好く展開されていきます。時間はおよそ110分。
今回、主催のコベントガーデンクラブの脇を固めるのは、東京の役者さん達中心に結成された焼酎亭一門の皆様。どの噺家さんも声がきれい、あと男前と美人ばっかりでした。ってかリンク貼るために今サイト初めてみましたが、めちゃくちゃ人いてる!!すげー。あの美人さん、劇団ひまわりの人かよ。
来年も妙善寺の方からイベントの依頼を受けられているそうで、絶対来年も行こうと思いました。
落語って、何年か毎にブームが来てるんですよね。ドラマタイガーアンドドラゴンや、漫画の元禄落語心中。やっぱり愛される大衆の娯楽としてずっと残ってきているというのは、それだけの意味があるからなんだなと思いました。
以下、開催されていたコベントガーデンクラブ様の公式HPより引用。
“コベントガーデンクラブは1997年に京都で設立を果たしたユニットの名称です。
サブタイトルとして「遊演唱舞企画倶楽部」を掲げている通り、演じること唱うこと踊ること様々なジャンルを極めようとしている創造者の遊びの場でありたいという願いを込めて設立をいたしました。上演会場は、普段はパフォーマンスをしないような日常の空間や、野外、様々な場所です。参加アーティストは、役者、ミュージシャン、平面アーティスト、立体造形等様々。”
ふむふむ。こんなことされている方がもう20年も前からいらっしゃるのか…。と涙目になりながらも、それでも厚顔無恥に、作品を作っていこうと思った29歳最後の夜でした。